「梅雨」の語源
2021/05/27

「梅雨」とは梅の実の熟す頃の雨、というやや長い時間帯を指しているのが、各地で広く使われている理由です。
そしてもう一つ、それはもともと中国で「黴」の生えやすい時期の雨であったことから「黴雨(バイウ)」とよばれていました。
しかし、バイキンの「黴」では語感が悪いということで、同じ音の「梅(バイ)」を使ったといわれています。 食中毒を引き起こす細菌の多くは、約20℃で活発に増殖し始め、湿気を好みます。

つまり、梅雨期は気温が高く20℃を超すことも増え、また雨が多くなって湿度も高くなるので細菌による食中毒が増えます。
しかし、食中毒は注意深い行動で防ぐことができます。各地で梅雨入りの報告がありますが梅雨入り間もない今、家族そろって梅雨対策、大雨対策を考えることで、大切な家族を守ることができます。

電子レンジの『加熱』で食中毒の危険性も!?
2021/04/02

私たちの生活にすっかり溶け込んでいる『電子レンジ』ですが、使い方によっては食中毒を引き起こすかもしれないのです。
なぜなら、電子レンジは一度で食材に満遍なく熱を加えるのは難しいと言われており、半ナマ状態の料理を口にすることで食中毒になる危険性があるのです。
よって、加熱ムラを作らないように、混ぜながら何回にも分けて加熱する必要があります。

加熱ムラを作らないポイント
*庫内清掃
 電子レンジの庫内に汚れがあると、そこに電波が集中しうまく食品が加熱できないことがあります。
 また、電子レンジ自体の性能も落ち、加熱に時間がかかります。
*食品の性状
 塩や砂糖を振った食材を電子レンジで温めると熱が表面に集中してしまい、中まで電波が伝わらないことがあります。
 また、ブロック肉は中心部まで熱が通らないので、薄切りにするかオーブンを利用したほうがよいでしょう。
*食材の大きさ
 電子レンジでは、大きさや加熱時間の違う食材を一度に、また均一には加熱できません。
 大きさをそろえる、あるいは食材ごとに加熱時間を変えるなど工夫が必要です。
*容器の形
 四角い容器ではなく丸い容器のほうが均一に熱が伝わります。

 加熱調理後の熱々の料理では食中毒の心配はありませんが、時間が経って55℃くらいに温度が下がってしまうと、「ウェルシュ菌」や「セレウス菌」に汚染されていた場合、耐熱芽胞の発芽が促進され菌が繁殖してしまう可能性があります。
再加熱の際は、よく混ぜながらしっかり加熱し、室温で長時間放置することのないように気を付けましょう。

発酵と腐敗の違い
2021/03/20

飲食物を放置しておくと、タンパク質や炭水化物などの成分が微生物の作用で分解され、次第に外観やにおい、味などが変化します。
微生物が起こす化学変化の結果が、『発酵』であり『腐敗』なのです。つまりどちらも同じことなのです。
では、両者の違いは何でしょう。
 微生物の力によって化学変化を起こした食品を口にしても、身体の中で悪さをせず、むしろ良い働きをしてくれる場合は『発酵』逆に身体に害がある場合は『腐敗』です。つまり、人の価値観、視点に基づいて区別されるのです。
身近な例として納豆やキムチなどがあります。
一般的に腐敗した食品を食べても下痢、嘔吐などの症状はほとんど見られません。これに対して『食中毒』食品衛生上問題となる特定の病原性微生物が食品中で増殖、または毒素を生産し、それを食べた人にその微生物特有の症状を起こすことで、これは腐敗とは別の観点で区別されます。

バーベキューを安全に楽しむために
2021/03/09

行楽シーズンが近づいてきました。特に今年は、コロナの影響で外食が制限されていることや三蜜を避けるために、
屋外でバーベキューを楽しむ人が増えています
2019年に消費者庁がバーベキューについて調査したところ、
「よく行く場所に食材や調理器具を洗う場所がない」と答えた人は26%、そして、「洗う代わりにペーパータオルやウェットティッシュなどで拭く人」50%「特に何もしない人」は30%いたそうです。
ペーパータオルやウェットティッシュで拭くという行為は、汚れは取れても食中毒のリスクが取り除かれたわけではありません。
そこで、改めてバーベキューを楽しむための注意点を確認しましょう。
  1. 生肉や生魚はそれぞれ別のビニール袋に入れておく
  2. 要冷蔵の食品は保冷剤で冷やしておく
  3. 食品に触る前に手をしっかり洗う
  4. 加熱する食品としない食品で別々のまな板や包丁を使う
  5. 生の食品に触れた後にしっかり手を洗う
  6. 生肉や生魚をつかむ箸やトングを別々に用意する
  7. 肉や魚介類は中心までしっかり火を通す
最近では、道具も食材も準備されているバーベキュー場があるそうですが、注意点は同じです。

『卵の賞味期限』いつまで食べて大丈夫?
2021/02/09

 はオムレツや焼き菓子、卵かけご飯など使い道が幅広く、私たちの食生活に欠かせない食材のひとつです。さらに、卵は非常に長持ちします。とはいっても、いつまで食べられるのでしょうか?そして、賞味期限が過ぎても食べていいのでしょうか?
 「日本卵業協会事務局長 小坂裕一氏」によると、日本の卵のパッケージに記載されている日にちは『賞味期限』であり、これは「食べ切らなくてはいけない期限」ではなく、「この日にちまでは生でおいしく食べられる」という期間です。つまり、日本独特の食文化である『卵かけご飯』が可能な期限であり、それを過ぎても食べられなくなるわけではない、とのことです。

 日本では、パック詰めをしてから、2週間程度の賞味期限がついている卵が一般的です。保存状態、環境でその期間は大きく異なりますが、冷蔵庫内で保存した場合3〜5週間は持つといわれています。
 賞味期限は過ぎていても適切に保存し腐っていないことを確認すれば、加熱後に食べても問題ないとのことです。

乳幼児の食中毒のリスク
2021/01/31

乳幼児の食事で注意することは、基本的には大人に対する場合と同じで、『手洗い』『清潔』『食中毒菌を付けない』ことですが、これらに加えて、消化器が未成熟な乳幼児には与える際に注意が必要な物質があります。

  • はちみつ:ボツリヌス中毒のリスクがあり1歳児未満に与えてはダメ。加熱してもダメ
  • 生の魚(刺身):年齢制限はありませんが乳幼児期は腸炎ビブリオによる食中毒のリスクに注意
  • 銀杏:3歳未満で10個以上摂取すると、ギンコトキシンやメチルビルドキシンにより痙攣や嘔吐などの中毒症状になるリスクがある

 その他、食中毒ではありませんが、ナッツ類や飴、ぶどう、ミニトマト、こんにゃくゼリーなどは喉に詰まらせるリスクがあるため、5歳以下では4等分など細かく切ったほうが良いでしょう。

家庭でできる食中毒予防のポイント
2020/12/18

家庭でできる食中毒予防のポイントは以下の通りです
  1. 食品の購入
    • 肉・魚はそれぞれ分けて包む(できれば保冷剤や氷と一緒に)
    • 寄り道をしないでまっすぐ帰る
  2. 家庭での保存
    • 帰宅したらすぐ冷蔵庫に入れる
    • 肉・魚は汁が漏れないように包んで保存
    • 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は−15℃以下に維持
  3. 下準備
    • こまめに手を洗う
    • 冷凍食品の解凍は冷蔵庫
    • 包丁などの器具、ふきんは洗って消毒する
    • ゴミはこまめに捨てる
  4. 調理
    • 作業前には手を洗う
    • 加熱は十分に(中心部分の温度が75℃で1分間以上)
    • 電子レンジを使うときは均一に加熱されるように
  5. 食事
    • 食事の前に手を洗う
    • 盛り付けは清潔な器具や食器を使う
    • 長時間、室温に放置しない
  6. 残った食品
    • 作業前に手を洗う
    • 早く冷えるように小分けする
    • 温め直すときは十分に加熱する(75℃以上を目安に)

カジキを食べて食中毒
2020/12/03

石川県小松市でカジキを食べた8人が、下痢などの食中毒症状を訴えました。
検査の結果、患者の体内から化学物質の『ヒスタミン』が検出されました。
この化学物質は、熱に強いという特長がありかなりの厄介者です。

 専門家によると、ヒスタミンはマグロやカツオ、サバ類などの赤身の魚を常温に放置してしまったり、管理が不適切であったりすると生成されるものです。
食べて数分から1時間後くらいに、口の周りや耳たぶが赤くなったり、頭痛・蕁麻疹・発熱などの症状が現れてきます。

しかも、このヒスタミンは熱に強く煮たり焼いたりしても分解しません。
鮮度が落ちてしまった魚は、基本的に食べないほうがよいでしょう。

 厚生労働省によると、ヒスタミンによる食中毒は0歳児から9歳までの子供が、全体の4割という事実から子供には要注意です。
ヒスタミンが多く含まれている食品を口にした時は、唇や舌先が痛くなるなど刺激を感じるようです。
そういった場合は、その食品を食べないほうが良いとのことです。

ノロウィルス食中毒注意報が発令されました
2020/11/20

令和2年11月20日 午前10時 名古屋市内においてノロウィルス食中毒注意報が発令されました。

発令期間

令和2年11月20日から令和3年3月31日まで

注意するポイント

  1. 加熱調理は十分に行ってください
    (中心温度85℃〜90℃ 90秒以上加熱)
  2. 従事者の手洗いの徹底(健康管理はしっかりと)
  3. 器具類の洗浄・消毒の徹底

南知多町で食中毒
2020/11/10

愛知県南知多町にある料理旅館で食中毒が発生しました。
10月31日に刺身の盛り合わせなどの夕食を食べた男女19人が、下痢や発熱などの食中毒症状を訴えました。
入院した人はおらず、全員快方に向かっている様子で、検査の結果、食事をした人や調理従事者からサルモネラ菌が検出されたとのことです。
保健所は、営業禁止処置を取り再発防止策を指導しました。